「かごの中の瞳」と 変化への対応

映画と日常の記録

2022年1月30日(日)は、朝から曇り空です。この1週間は曇りの日が多く、心が冴えません。コロナウイルスのオミクロン株が絶世を風靡しておりますので、買い物に行く気にもなかなかなりません。そんなわけで、前日に引き続きその日も映画鑑賞の日となりました。

「かごの中の瞳」(All I See Is You)は2016年のアメリカ合衆国のスリラー映画です。幼少時に交通事故で失明したジーナは、保険会社勤務の夫ジェームズの献身的な支えによって、彼の赴任先のバンコクで安定した生活を送っていました。角膜手術に挑んだ彼女は片目の視力を取り戻しますが、ジェームズがさえない思考回路の中年男性であることに落胆しつつあります。ジーナは美しく着飾り、外の世界に飛び出していきますが、ジェームスとの思考回路のギャップがどんどんと広がります。

目が見えないときと、目が見えるときでは当たり前ですが、見える世界が全く異なります。ジーナは見えることによって、世界が変わり、自分も変わりました。しかしながらジェームズは「目が見えないジーナ」を愛しており、「自分だけに関心を持ってくれるジーナ」と「そのジーナを支える自分」が好きだったようです。ジーナその人自身を愛していた場合は、もっと楽しい結末になったように感じました。

ハッピーなことであっても、変化を乗り越えることは楽ではないということですね。それならば、変化を楽しむように心がけたいと思った次第です。変化しないものはないと言います。

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