映画「億男」2018年 ~3億円の宝くじが当選したら~

映画から学ぶ

兄の借金の肩代わりをしたことで、家族がバラバラになってしまった一男は、借金返済のために昼は図書館司書、夜はパン工場で掛け持ちでくたくたになるまで働きます。ある日、一男は3億円の宝くじが当選します。

旧友を訪ねる

「不安に駆られた一男は、大富豪となった学生時代の友人、九十九のもとを訪ねます。しかし、九十九は3億円とともに姿を消していました。九十九はお金で人間関係が壊れた過去がありました。」

感想

世の中、性善説で生きているとしっぺ返しが来るというストーリーを連想させますが、真実はその逆で、人との付き合いを大切にすることで、本来ならば舞い上がっていろいろと失敗してしまいそうなことを防止することができました。そして大切な家族とのつながりも・・・、ハートウォーミングな内容でした。

学生時代は損得なしで友人を作ることができる期間です。自分の学生時代の友人を思い出しました。

UAEの砂漠

機微考察 ~期待と裏切り~

他人に何かを期待したけどそうではなかったとき、他人を信じて裏切られたりしたとき、精神的には凹みます。だからこそ、精神的に楽に生きるためには「相手に期待しない」という生き方が推奨されたりもします。でも信じる相手がいて、信じた結果信じるに値すると感じた時の幸せはとても大きいです。「朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや」(論語)の気分です!

信じることができる友人は素晴らしい存在です。年賀状だけではなく、もう一歩関係を回復させたいと思いました。年をとると新たな人間関係の構築には、ハードルが高くなります。3億円がなくても一歩を踏み出す勇気を持ちたいです。